Forex Testerを軽くする方法
Forex Testerで検証を行っているときに、チャートの動きが遅く感じら、下記をお試しください。
1. 不要なインジケーターを削除する、または入れ直す
Forex Testerでは、チャートごとにインジケーターを入れます。そして、インジケーターを表示する
タイムフレームを設定できます。
インジケーターの「タイムフレーム」タブから、タイムフレームにチェックを入れ、
インジケーターを表示するタイムフレームを選択できます。
※初期設定では、チャートと同じタイムフレームのみに、チェックが
入ります。
この状態の場合、チャートを1時間足にしたときにのみ、インジケーターが表示されます。
(5分足や15分足にチャートのタイムフレームを変更すると、インジケーターが消えます)
このようにすると、インジケーターは全時間足に対し、表示されるようになりますが、
Forex Testerの動きが遅くなる要因になります。
なぜなら、Forex Testerは、チャートにインジケーターが表示されていなくても、チェックをいれた
タイムフレームのインジケーターの値を計算するからです。
たとえば、チャートは15分足を表示していても、Forex Testerは、1分足、5分足、15分足、30分足、
1時間足、4時間足、日足、週足、月足のときのインジケーターの数値を計算します。
できる限り、1つのチャートに入れるインジケーターを少なくするのが、快適に動かすコツになります。
基本は、チャートのタイムフレームとインジケーターのタイムフレームを同じにしてください。
例:1時間足チャートには、インジケーターのタイムフレームは「1時間」だけにチェックを入れてください。
もし、1つのチャートで、15分足、1時間足に頻繁に切り替えをするなら、インジケーターのタイムフレームは
15分、1時間にチェックを入れ、他のタイムフレームにはチェックを入れないようにしてください。
テンプレートを作るときにも、タイムフレームごとにインジケーターを入れ、設定をすることをおすすめします。
例:Daytrading-4hr,Daytrading-1hrのように、タイムフレームごとにテンプレートを作成する
チャートの上で右クリックし、「インジケーターリスト」をクリックすると、現在入っているインジケーターの一覧がでてきます。
たとえば、下記のように、MAを2つとボリンジャーバンドを15分足チャートに入れていると思ってても、
タイムフレームのすべてにチェックをいれると、非常に多くのインジケーターが1つのチャートに入ってしまうことになります。
不要なインジケーターを削除し、15分足チャートへの表示だけにした場合は、下記のようになります。
インジケーターをクリックし、「削除」ボタンをクリックすると、インジケーターは削除できます。
チャートが重く感じたら、まずは、不要なインジケーターを削除してみてください。
2. プロジェクトに入れている通貨ペア数を減らす
メジャー通貨、マイナー通貨を織り交ぜ、12通貨などの通貨ペアのプロジェクトを作ることは可能ですが、
表示するチャートが多いほど、PCに負荷がかかります。
実際に、検証に必要な通貨ペアだけでプロジェクトを作ってください。
通常、テクニカル分析を使った検証であれば、1通貨ペアだけのプロジェクトになります。
もし、EURUSDをトレードしていて、GBPUSDの相関を確認する必要があるなら、EURUSD,GBPUSDの通貨ペアで
プロジェクトを作ってください。
プロジェクトはいくつでも作成できるので、EURUSD2019-2020のように通貨ペア名とプロジェクト期間で
名前を付けるとよいでしょう。
3.プロジェクトの期間を2から3年以内で作る
10年ぐらいでプロジェクトを作り検証を進めていくと、過去データを保持しつつ、チャートを
動かすことになりますので、2から3年で検証を期間を区切って検証を行ってみてください。
日足などの長期足トレードをする場合は、2から3年では足りないと思いますので、調整をしてください。
また、トレード結果を分析するなら、月ごとや、年ごとでテストを行い、検証結果を比較すると
年ごとのトレード結果を比較することができるので、2年から3年のプロジェクトを作るより、
1年ごとのプロジェクトを作る方法もあります。
5.「管理者として実行」の設定、およびアンチウィルスソフトへ登録
WindowsOSやアンチウィルスソフトがForex Testerの動作を阻害することがあります。
Forex Testerを立ち上げるときに、右クリックして、「管理者として実行」を行うことで、
WindowsOSからの影響を下げることができます。
毎回、右クリックするのが面倒でしたら、 「登録できないときの設定」の1から4を行うことで、
左クリックで立ち上げても、「管理者として実行」の状態になります。
※Forex Tester起動時にセキュリティ警告が出る場合は、「はい」をクリックしてください。
また、アンチウィルスソフトをお使いの場合は、信頼できるソフトウェア、または、
ウィルススキャンしないソフトウェアにForex Testerをご登録ください。
6.プロジェクトの再作成、および、データの入れ直し
上記の設定をしても、チャートが動かなかったり、動作が遅い場合は、プロジェクトファイルが壊れている、
もしくはロウソク足データが適切にダウインロードされていない可能性があります。
その場合は、プロジェクトを再度、作成してみてください。
プロジェクトを再度作成しても、チャートがおかしい場合は、データを削除して入れなおしてください。
データセンターを開き、「ヒストリーをクリア」ボタンをクリックすると、データの削除ができます。
ロウソク足データを削除し、再度ダウンロードし、プロジェクトと作り、テストをしてみてください。