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pips差によりエントリーしないときの設定(MT4/MT5のみ)

FC4は初期設定で、ソースのエントリープライスとレシーバーのプライス差が10pipsより大きい場合は、
コピーを行いません。
例 ソースがUSDJPY 120.010でエントリーし、レシーバーの現在のプライスが120.111である場合は、
エントリーを実行しません。

pips許容差のデフォルト設定

ソースとレシーバーで異なるブローカーを使用する場合、常時、プライス差があるはずですので、
ある程度のプライスの違いを許容する必要があります。

通貨ペアであれば、10pipsは大きな値になりますが、金やインデックスなどでは、
10pips以上開きが常時あるケースが多く、エントリーができません。

その場合、下記のような赤いエラーメッセージが表示されます。
エラーメッセージ例
意訳
ソースのチケット番号12345はプライス差が大きいためエントリーできませんでした。
エントリープライスが26234.77で、レシーバーの現在のプライスが26236.51です。

26234.77-26236.51=-1.74=174pipsの差があります。
10pips以上の差になるので、初期設定では、コピーができません。
どのくらいpips差があるのか、ここで確認ください。

このポジションをコピーさせるためには、ソースとレシーバーの許容pips差を広げる必要があります。

設定は3つの方法があります。
1) 許容pips差を広げる
2) ソースとレシーバーのプライス差に関係なく、エントリーさせる
3) 銘柄ごとにpipサイズを指定し、調整する

注意点1: 相場状況やブローカー提示のプライスにより、pips差は大きくなったり、
小さくなったりします。エラー内容は100pipsの違いであっても、次回は200pipsの許容差がなければエントリーしない、と
いうようなことがあります。特に、XAUUSDなどの大きく動く銘柄のコピーの場合、pips差が大きくなります。

注意点2: 許容pips差を広げるとエントリーしやすくなりますが、広げた分、悪い方向で
エントリープライスが入ってしまう可能性がでてきます。ポジションを決済したときに、ソースでは利益がでたけれども、
レシーバーでは損失となるケースがでてくることを考慮し、使用の判断をしてください。

どの方法もレシーバーの設定を開いて、調整を行ってください。
レシーバーの設定を開く

1) 許容pips差を広げる

10pipsの設定を、30pipsの許容差まで広げたい、というような場合は、
「注文のフィルター」の「最大許容差」の10を30へ広げ、OKをクリック。
※ここの設定は、すべてのコピーに影響を与えます。
※pips差を広げてもエントリーしない場合は、さらに大きいpips差を使用ください。
レシーバーの設定を開く

2) ソースとレシーバーのプライス差に関係なく、エントリーさせる

プライス差に関係なく、エントリーを優先させたい場合は、
「ソースのエントリープライスとレシーバーのマーケットプライスの最大許容差」の チェックを外してください。
ソースのエントリープライスとレシーバーのマーケットプライスの最大許容差のチェックをはずす

3) 銘柄ごとにpipサイズを指定し、調整する

個別銘柄の1pipの単位を指定することで、適切な10pipsの許容差にすることができます。

たとえば、BTCUSDのプライスが
ソースは35000.00
レシーバーは35004.00
だとします。

この場合、1pipを1単位にすることで、4のプライス差であってもエントリーするようになります。

「注文のフィルター」の「ピップサイズ」をクリックし、設定します。
ピップサイズをクリック

ピップサイズウィンドウがでたら、銘柄と単位を入れ、追加をクリックし、「適用」をクリック
※初期設定でいくつかの銘柄の設定がされています。特に問題がないなら、変更しないでください。
※レシーバーの気配値表示にある、エントリーできる有効な銘柄名を使用ください。
USDJPY.RAWという表示なら、USDJPY.RAWを入れてください。USDJPYではpipサイズの指定ができません。
銘柄名とピップ単位を設定

最後に、右下の「保存」をクリックしてください。キャンセルをクリックした場合は、pipサイズの設定は破棄されます。
保存をクリック